スイスの時計についてのこと 森下信行のブログ

世界最薄の手巻きドレスウォッチや京都の老舗工房

 今から255年前に時計職人のジャン―マルク・バセロンが創業し、現在まで途切れることなく時計作りを続けてきた「世界最古の時計メゾン」であるヴァシュロン・コンスタンタン。その伝統的な魅力は何よりも、世紀を超えて王侯貴族を魅了してきた優雅なデザインやメカニズムの芸術性にある。今年も、自らのアイデンティティーであるこの価値を真摯に追求した、シンプルウォッチ、コレクター垂涎のアートウォッチの限定版を発表した。中でも時計業界の注目を集めたのが、自らの歴史的な名作を現代に甦らせる「ヒストリーク」コレクションで発表された、超薄型の手巻き、自動巻きモデル。特に1955年のモデルの基本デザインを復刻した手巻きモデルは、オリジナルよりもケース厚をさらに薄い4.1mmを実現した、現在世界で最も薄い手巻きウォッチだ。メンズウォッチのデザイントレンドが「大きく厚くゴツく」から「小さく薄く繊細に」と変わりつつある今を象徴する製品である。